【旅行記】ベトナムに10日間行ってみた~2日目・後編~

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ベトナム

どうも、ホウボウです。

この記事では、前回の「2日目・前編」の記事に引き続き、メコンデルタツアーの後半部分をお伝えします。「象耳魚」と呼ばれる巨大な川魚をいよいよ食しますので、どんなものか見てみたい方は、下までスクロールしてみてくださいね!是非記事も最後まで読んでいただけると幸いです。

前編の記事は下のリンクからご覧ください↓

メコンデルタツアーのお昼ご飯「象耳魚」を食す

さて、後編ではメコンデルタツアーのお昼ご飯からスタートです。

ココナッツ工場からまた青い船に乗ってしばらく進んだ先の島に降ろされました。そこでお昼ご飯を取るためにレストランへ向かいます。

レストランの内装。丸いテーブルに複数人で座って食事をします。
屋根の大きい立派な建物で、横壁は無いので吹き抜ける風が気持ちいいです。

レストランの建物は結構立派で大きく、椅子がプラスチックの簡易的なものなのでそこだけベトナムらしさを感じさせるというような部分を除けば、かなりいいお店であることは確かです。テーブルにしっかりと敷き物も敷いてあります。

レストランのメニュー。
左上に今回の目的である「象耳魚」がありますね。

こちらは、レストランのメニューになります。

ヘビやダチョウ、ワニなんかは動物図鑑そのままのような写真なので、レストランの写真として採用しているのはちょっとどうかな・・・という感じもしますが笑、この適当さ加減もベトナムらしくて私は好きです笑。

今回は、よくガイドブックでも珍しいから食べてみようというノリで紹介されている、「象耳魚(elephant ear fish)」を注文しました。メニュー表では一番左上に載っています。

これが、像耳魚…!!
専用の台に乗せられて大々的に登場です笑。

そして出てきたのがこちら。

すごい大きいですね。象の耳のように大きくて幅のある魚だから「象耳魚(elephant ear fish)」と呼ぶのだそうです。

魚をそのまま揚げているようで、(失礼ですが)あの汚い色をしたメコン川を泳いでいたのだから、さぞかし味も生臭いのかな…と思いましたが、味はむしろ美味しい部類に入ります。

外はパリパリ、中は淡白な白身で、結構ペロッと食べれちゃいます。

1日目のサイゴン川クルーズで出された川魚よりは何百倍も美味しかったです。あれがまずかっただけかもしれませんが…笑

(1日目のサイゴン川クルーズの記事はこちら↓)

付け合わせにライスも出てきたので、象耳魚を魚醤などのソースにつけて、ライスの上に乗せて一緒に口へ運ぶととても美味しいです。象耳魚なら、ベトナムのメコン川流域に来た際におすすめできる料理のひとつかなと思います。

レストランのある島を散策!

お昼ご飯の後は1時間ほど自由時間で、「この時間までに船まで戻ってきてください」という方式だったので、島の中を散策してみました。

しばらくベトナムとは直接関係のない写真や文章が続きますので笑、ベトナムの有名なサンドイッチ「バインミー(bánh mì)※」やサイゴンスカイデッキについてもこの記事の最後の方に載せているので、良ければそこまで飛ばしてご覧ください。

※「バインミー(bánh mì)」は、正確に言うと「パン」の意味で「サンドイッチ」を指すわけではありませんが、日本では「バインミー」の名称で親しまれているので、ここでは「バインミー(bánh mì)」で表記を統一します。

ワニの大群がいる池。
結構簡単に中に入れそうなところがむしろ怖いです。

まずはこちら。

写真からあまり恐怖感が伝わってきませんが、よく見るとおびただしい数のワニの大群がいます。

写真中央に上から糸がピンと伸びていて、その先にはお肉が吊り下げられているのですが、ここにはワニに餌をあげるおじさんがいて、それでワニの大群が集まっているようでした。

寸前のところで餌を食べられないように糸を上に引っ張り上げて回避している様子でしたが、ワニの素早さもなかなかなもので、一度噛みつかれて結局はお肉を持っていかれてました。おじさんも楽しみが無くなった様子でしょぼんとした顔で池を去っていきました。

一種のアトラクション(?)のようなものがある場所も…

お次はこちら。

島全体がどこかテーマパークのようにいろんなモニュメントや遊具のようなものが置いてあり、ここにも溜め池のど真ん中を走る木の渡橋が設置してあります。

平均台(ほどは細くありませんが)、油断するとすぐ落ちてしまいそうな渡橋で、渡る目的でつくられたのではなく、テレビのバラエティ番組のように、むしろ走って落ちることを目的としているような雰囲気があります。

流石に挑戦している人もまったくおらず、私もしませんでしたが笑、何かイベントのときは多くの人々が挑戦するのだろうか…と思いました。

変なモニュメントが数多く設置してあります。

島の中には、上のようなモニュメントがたくさんあります。

色とりどり鮮やかな色使いを見ると、南国の方にやってきたなという感じがします。

登り龍のようなものがポールに巻き付いているという形で、ポールの一番上にはハスのようなものが付いており、よく見てみると細部にも装飾が施されていて、じっくり見ていれば意外と楽しめそうです。

面白い仏像がある「永長寺」に寄り道!

意外と長く楽しめた、メコンデルタツアーもこれでおしまいかと思いきや、まだ夕方近く日も高い時間だったからか、「永長寺」と呼ばれる有名なお寺に寄りました。

メコンデルタツアーの帰り道によく寄られる場所だそうです。

「永長古寺」と漢字で書いてありますね。
漢字を見ると日本人にとってはどこかほっとするような安心した気持ちになるものです。
中庭?のような場所から撮った写真です。

漢字があることからも分かる通り、中華の影響を色濃く残しているお寺ではありますが、建物を見てみると、地中海を思い浮かべる鮮やかな黄土色と曲線を多用した美しい建築物も目に入ります。

どうやら中国と、昔ベトナムを支配していたフランスの影響両方を受けたお寺になっているようで、西洋でも中国でも見ることのできない独特な雰囲気を放っています。

様々な言語で翻訳されている看板。
いろんな国から観光客がやってくることを暗に示唆していますね。

上からベトナム語、英語、中国語、日本語、韓国語と並ぶ看板がありました。

「これより先に入るな」という看板だと思いますが、日本語訳がどうやらおかしいですね笑。

英語が一番すんなり解釈出来て良いですが、中国語も「進入すること勿(なか)れと請う(進入しないでください)」とありますから、どうやら日本語だけ変なことになってしまったようです。お寺には日本語に詳しい人がいなかったのでしょうか…

ちょっと看板が面白かったのでご紹介しました。

海外の看板は現地の人が頑張って翻訳した(であろう)ものが多いので、見てみると結構面白かったりします。海外旅行の醍醐味といってもいいほどですね。

植えられている木々も手入れされていて、とてもよく整備されています。
お寺名物の涅槃仏(ねはんぶつ)。寝釈迦(ねしゃか)とも。
涅槃物とは、お釈迦様が寝ている(横たわっている)仏像のことを指します。

お寺の一番奥に行くと設置されている巨大な涅槃仏ねはんぶつ

涅槃仏とは、お釈迦様が横たわっている仏像のことで、寝釈迦様ねしゃかさまとも呼ばれるようです。「涅槃」という言葉は、「お釈迦様の死」を表す言葉でもあり、上の写真に写る仏像のように、悟りの境地を開いたお釈迦様が横たわって入滅する(死にゆく)姿を描いたものです。タイのお寺が本場のようですが、日本のお寺でもいろんな場所でこの涅槃仏を見ることができます。

まさしく見るからに布袋様の像です。
これもかなり巨大な像で、近くからでは見上げないと上まで見ることができません。

また、このお寺の名物像として、日本では七福神のひとつとされる、「布袋様」の像もあります。このふくよかな身体つきが特徴ですよね。

別に悪意はないのですが笑、アップしてみてみるとなんとも面白い顔つきをしています。頬までふっくらとしていて、福の神のひとつになるほど愛される理由もなんとなくわかる気がします。

ツアー終了!バインミー(bánh mì)のご紹介

永長寺を最後に、ホーチミン市内までバスが戻ってきてツアーは終了です。

本当に1100円でいいのかと思えるくらい充実したツアーでした。楽しかったです。

ベトナムでは路上で売られているバインミーがたくさん!

ツアーバスを降りたすぐ近くにバインミー(bánh mì)を発見!お腹も空いていたので、食べることにしました。

ベトナムでは、フォーなどの麺類が極めて有名ですが、それと同じくらい、このバインミーも流行っていいのではないかと思います。

バインミー(bánh mì)とは、フランスパンに鶏肉や卵、パクチーなどを挟み、味のついたペーストを塗った、ベトナムのサンドイッチです。

上の写真では、15000ドン(=75円)とあるとおり、たいてい50円から100円も出せば買うことができ、驚異的な安さで食べることができます

バインミーは中に挟む食材によって種類がたくさんあり、上の写真では、

  • thịt(ティット):お肉です。どんなお肉かはこれだけだと分かりませんね…
  • chả lụa(チャールア):ベトナムのハムです。ハム好きにはおすすめですね。
  • trứng(チュン):卵のことです。ここでは、ゆで卵のようなものをスライスして挟んでいましたが、「ốp-la(オップラー)」と表記されている場合もあり、その場合は目玉焼きが挟まれています。
  • Phô mai(フォーマイ):チーズです。
  • Gà xúc xích(ガースーシー):鶏肉のソーセージです。

の5種類を販売していました。結構種類がありますね。

どれを頼んでも、たいていパクチーなどの野菜は入っているので、パクチーのようなものが嫌いな方にはそこまでおすすめしませんが、一度は食べてみる価値があるので、見かけたら積極的に買っていくと良いと思います!

バインミーを欲しそうにこちらを見つめるワンちゃん。かわいい。

バインミーを食べていると、小型犬がいたので撮った写真です。

物欲しそうにこちらをずっと見つめていましたが、食べ終わるとさっと去っていきました。分かりやすくて、かわいい犬だなと思いました。

ベトナムの夜景を一望!「サイゴンスカイデッキ」

ホーチミンの滞在も残りわずかとなってきたので、記念に夜景でも見ようということで、サイゴンスカイデッキにやってまいりました。

サイゴンスカイデッキの入り口。
ホーチミン市で最も高いビルの49階に展望台はあります。

サイゴンスカイデッキは、ホーチミン市で一番背の高いビル「ビテクスコ・フィナンシャル・タワー」の49階にあります。地上からの高さは178メートル。もっと高い展望台は世界中にあるかもしれませんが、ベトナムの夜景を見るにはこのくらいの高さがむしろちょうどよい気もします。

ちなみに料金はひとり20万ドン(1000円)です。展望台の料金としては安いのですが、ベトナムの買い物としては若干お高めですね…。計算していてややこしくなり、ちょっと金銭感覚が狂いそうです笑。

49階の展望台の様子。
360度ビューでどの角度の眺めでもとても綺麗です。

49階の展望台は上の写真のような雰囲気です。

かなり綺麗な建物で、ベトナム市内のちょっと薄汚れた街並みから少し解放されます笑。360度好きな景色を見ることができるようになっており、場所も広く、非常に快適です。

最後に夜景を二つばかりご紹介しますので、是非ご覧ください。

サイゴン川を見下す形の景色。
川の曲線が強調されてとても美しい眺めです。
ベトナムの夜景は本当に綺麗です。
道を走る車やバイク、街灯以外の明りはほとんどないため、道に沿って綺麗に光が並びます。

ホーチミンの有名市場を散歩!「ベンタイン市場」

2日目の最後に、夕食も兼ねて「ベンタイン市場」を訪れました。

ベンタイン市場の正門にあたる場所。

ベンタイン市場は、ホーチミン市で最大の市場で、生鮮食品はもちろんのこと、おもちゃやお土産、綺麗な花々までなんでもあるそうですが、残念ながら来る時間が遅かったために正門はほぼ閉まっている状態でした…。

19時には閉まるようなので、ベンタイン市場を訪れる際は、朝など日中に来るのがおすすめです。

代わりといってはなんですが、近くにテント張りの大衆食堂のようなお店が営業していたので、そこで夕食を取ることにしました。

ベンタイン市場近くの道でやっていたお店。
観光客とみられる人も大勢食事をしていました。

大雨が降ってきたということもあり、それほど考えずに入ったお店ではありましたが、本当に多くの人で賑わっていて大盛況なお店でした。

エビの入った生春巻きを注文。
右側のつけだれが尋常じゃなく美味しいんですね。
左側は甘辛く焼かれたもも肉の炒め物のようなもの。
右側はじゃがいもを加工した面白い形の焼き物。
どちらも素晴らしく美味しかったです。

こういう、何気なく入ったお店の食事が一番おいしかったりしますが、このお店こそまさしくそうでした。

春巻きから炒め物、ビールなどの飲み物まで、どの料理を食べてもかなり美味しかったです。これだけ賑わっているのも納得のお店でした。

おわりに

2日目・後半の記事はいかがだったでしょうか。

ココナッツ工場の見学や小型ボートの乗船など、メコンデルタツアーの前半も見てみたい方は、こちらの記事をご覧ください↓

明日3日目は、ついにホーチミンを離れて中部の都市・古都フエへ向かいます。

ベトナムの国内線(ベトナム航空)やフエの有名ご当地ビール「Huda(フーダ)」についてご紹介しておりますので、是非こちらもご覧ください!

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