こんにちは、ホウボウです。
今の世の中、仕事に役立つものからマニアックな雑学まで、本当に様々な資格・検定がありますが、その中に「チョコレート検定」という試験があるのはご存じでしょうか?
チョコレートといえば明治ですが、まさしくその株式会社明治が主催する、立派なチョコレートに関する試験です。
2019年の検定試験を受けた私自身の経験から、その内容と対策について徹底解説します!
チョコレート検定の概要
まずはチョコレート検定とはどのような試験なのか見ていきましょう。
↓公式ホームページはこちらから↓
(2021年の最新公式HPが公開されました!)
【チョコレート検定2021 実施概要】
試験日:2021年8月10日(火)~2021年9月20日(月)《初級・中級》
2021年8月10日(火)~2021年9月5日(日)《上級:一次試験》
2021年9月26日(日)《上級:二次試験(テイスティング)》
会場:全国各地のテストセンター(オンライン試験・CBT方式)
(※プロフェッショナル(上級)二次試験は、東京・大阪のみ)
(※2020年まで試験会場でのマークシート方式でしたが、2021年からはテストセンターでのオンライン試験が導入されています)
チョコレートスペシャリスト(初級):受験料5800円
(※2020年試験まで:マークシート形式100問、試験時間60分)
チョコレートエキスパート(中級):受験料6800円
(※2020年試験まで:マークシート形式100問、試験時間60分)
チョコレートプロフェッショナル(上級):受験料7800円
(※2020年試験まで:マークシート形式100問(うち12問テイスティング問題)、試験時間60分)
検定試験の勉強で必要なもの
次に、チョコレート検定の勉強に必要なものです。
検定試験の勉強で必要なものはたったひとつです。
チョコレート検定の「公式テキスト」を手に入れましょう!
この本1冊で、初級であっても中級であっても十分に対策可能ですし、合格もできます。
むしろ、この本の内容からしか出題されません。
初級と中級の難易度の違い
さて、「公式テキスト」さえあれば、とりあえず試験を受けられそうだ!ということは分かりました。
しかし、ここで気になるのが初級と中級のどちらを受けるか?ということです。
併願で両方受けることもできるので、どちらも受ける場合は関係ありませんが、単願の場合は、自分の学習具合によってできれば難易度を比べてみて決めたいもの。
そこで、初級と中級の難易度の違いが分かる例題を見てみましょう。
問題:1人当たりのチョコレートの消費量が、最も多い国(2015年)は次のうちどこか?
①ドイツ ②スイス ③フランス ④日本
(出典:チョコレート検定2019(初級)問題より)
問題:1人当たりのチョコレート年間消費量、ベスト3の国の組合せとして正しいのは次のどれか?(2015年)
①ドイツ、フランス、ベルギー ②スイス、ドイツ、アメリカ
③ドイツ、スイス、ノルウェー ④フランス、スペイン、イタリア
(出典:チョコレート検定2019(中級)問題より)
上の初級では、「チョコレートの消費量が最も多い国がどこなのか」というランキングのトップ1か国のみが問われています。
一方で下の中級では、ランキングの上位3か国すべてを知っていなければ正解することはできません。
やはり初級よりも中級の方が問われる範囲が広く、より幅広い部分まで勉強しておかなければ合格できないようになっています。
しかしながら問われている内容は同じであり、どちらの級でも「消費量の多い国」に関する問題が出題されるのですから、学習しなければならない分野自体が増えるわけではありません。中級に挑戦する方は、公式テキストをよりじっくり勉強していきましょう。
どれだけ詳しく深掘りして出題されるのかが、初級と中級の難易度の差だと言えます。
ちなみに上の問題ではどちらも①が正解です。2015年現在、チョコレートの消費量と生産量はともにドイツがトップです。チョコレート検定を受けるのであれば必須の知識ですね。
問われる分野
それでは、チョコレート検定ではどんな内容が出題されるのか見ていきましょう。
チョコレートに関する様々な知識が問われます。
この中でも特に、「1.カカオ豆の基礎知識」と「6.チョコレートの製造工程」は頻繁に出題されており、集中して学習すると効率よく点数が取れると思います。
カカオ豆に関しては、「発酵」や「品種の分類」といった項目は忘れがちなので点を取りこぼさないようにしておきましょう。
2019年過去問分析
最後に、2019年の過去問ではどのような出題が多かったか、見ていくことにしましょう。
初級でも中級でも、分野ごとの出題数に大きな違いはありません。
「カカオ豆の知識」も含まれる「原材料の知識」は幅広く勉強しておきましょう。特に出題数が多く、覚えていなければ解答するのが難しいので、テキストを深く読み込みましょう。
また、初級でも中級でも「製造過程・工程」は頻繁に問われます。チョコレートが出来上がるまでの一連の流れをしっかり頭に入れておきましょう。
「チョコレートの表示・分類」には、「チョコレートが使われるお菓子の名称や分類」も含まれています。ボンボンショコラやエクレアなど、それぞれの特徴や名前の由来、製造工程を覚えておきましょう。
意外と「歴史」についてはあまり問われません。「歴史」は大まかな流れとポイントだけおさえて、チョコレートの「イベント・組織・メーカー」といった有名なお店や伝統あるブランドの名前をおさらいしておくといいでしょう。
まとめ
チョコレート検定は、公式テキスト1冊で独学できる、比較的挑戦しやすい検定試験です。
普段みんながよく食べているチョコレートは、カカオ豆からどのように製造されるのか?口どけの滑らかな美味しいチョコレートを作るにはどうすればよいのか?
いろんな疑問を解きながら、チョコレートの知識をたくさん身につけて、是非検定にも挑戦してみてはいかがでしょうか・・・?
公式テキストはこちら↓
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