こんにちは、ホウボウです。
前編ではベトナムで朝ごはん食べたところで終ってしまったので笑、後編ではホーチミン市内の観光スポットやサイゴン川ディナークルーズについて詳しく話していきます!
初めてベトナムへ入国した感想でいっぱいの1日目・前編の記事はこちらから↓
ホーチミン博物館でホーチミンとご対面
現在のベトナムを築き上げた建国の父ともいえるホー・チ・ミン。
関連する博物館は山ほどあるが、滞在していたホテルに近かったという理由で、ホーチミン市内のサイゴン川ほとりにある「ホーチミン博物館」を訪れてみました。
ホーチミン博物館は建物こそ大きいものの、展示物がたくさんあるわけではありませんし、外国人向けの説明もあまりなく、10分ほどでさらっと見れば十分です。
ただ、2階からの眺めはとてもよく、サイゴン川を一望出来たり、クルーズ船を間近で見れたりと気持ちのいい場所なので、寄ってみた際は休憩がてら2階でゆっくりするといいかもしれません。
人気観光スポットというわけでもなく、観光客はほぼいません笑。
その分あまり見る物もないですが、サイゴン川やホーチミン市の街並みをゆっくり眺めたい方にはおすすめです。
市内中心部からは離れているので、市内中心部でホテルを取っている場合はわざわざ来るほどでもないですが、すぐ近くにサイゴン川クルーズ船の乗り場があるので、クルーズを楽しむ場合は外観だけ眺めてみるのもいいと思います。
眺めの良いおっきな歩行者天国!グエンフエ通り
サイゴン川沿いを歩いていると、やけに広々とした大通りを発見すると思います。
そこは歩行者天国のグエンフエ通り。
名前は覚えなくても大丈夫です。ホーチミン市内を適当に歩いていれば、どこかのタイミングでこの大通りに出くわすはずです。
私もグエンフエ通りへやってきたというよりは、ぶらぶら散歩してたらここへ出てきたという感じでした。
両側には本屋さんやスーパー、レストランにカフェ、銀行からオフィスビルのようなものまでいろいろあって通りを歩くだけでもなかなか面白いです。
グエンフエ通りの一番奥には、非常に大きなホーチミン像が立っており、その後ろにそびえ立つ立派な建物は、ホーチミン市人民委員会庁舎です。ホーチミン市役所といったところでしょうか。
ただの大通りではあるのですが、最近は観光スポットとして認知されてきていて、ホーチミン像と写真を撮る観光客も大勢いましたし、夕方になると下の写真のようにかなりの高さの噴水が湧き上がり、子どもたちが楽しそうにはしゃいでいて涼しげな光景が見られます。
日本に国際郵便が出せる!ベトナムの中央郵便局
グエンフエ通りからほど近く、サイゴン大教会という大きな教会の隣に黄色の横長の建物があります。
ここは、ベトナムの中央郵便局。
知らなかったら中に入るまで郵便局とは分かりません。
ショッピングで便利なドンコイ通りの奥にあります。黄色い壁とフランス統治時代を思わせるおしゃれな外観が目を引きます。
建物のなかはこんな感じ。アーチがとても特徴的です。天窓があるので日が差し込んでかなり明るい印象ですね。
中央のテーブルには見ての通りお土産がたくさん。よくわからないぬいぐるみがたくさん置いてあったり、アクセサリーなどの装飾品もあったり。
ただ、郵便局ですしせっかく買うとしたらポストカードでしょうか。
国際郵便も出せるので、気に入ったポストカードがあれば購入して日本へ出すこともできます。
国際郵便の場合は、どこの国から出す場合もそうですが、はがきのどこかに必ず「JAPAN」と出来れば赤文字ではっきり書いておきましょう。
とりあえず日本へ届ける郵便物なんだなと現地の郵便局に分かってもらえることが何より重要です。ほかの国に行ってしまうと二度ともう見つけるのは不可能ですからね。
日本まで届いてくれれば、あとは宛先の名前や住所が漢字であっても全く問題ありません。むしろ、JAPANだけ英語で書いておいて、他は日本語で十分です。
ベトナムから郵便を出す機会なんて人生に一度あるかないかでしょうから、家族や友人、恋人など好きな相手に送ってみるのも記念になっていいのではないでしょうか。
料金ははがき1枚で1万1000ドン(55円)ほどです。はがき代も含めて300円もあれば送れます。
社会主義感あふれる統一会堂(旧大統領官邸)
中央郵便局からほど近く、広大な敷地のなかに立派な建物「統一会堂」はあります。
ベトナムが南北に分かれていた時代、ホーチミン市(当時はサイゴン)には南ベトナム政府があり、南ベトナムの大統領官邸として建てられたものです。
上の写真はすでに敷地内に入ったものですが、敷地全体は高い柵に囲われており、日本の迎賓館を思い出させる外観となっています。
敷地内は丁寧に整備されており、迎賓館ほどではないにせよきちんとした噴水もあります。芝生の刈り取り面もご覧の通りとても綺麗です。
入場料は40000ドン(200円)、日本語の音声ガイドは75000ドン(375円)です。
中はかなり広いので、全てじっくりまわる場合は1~2時間ほど時間を取っておくことをお薦めします。さらっと見るだけでも30分以上はかかります。
だいぶ写真任せになってしまいましたが笑、なんとなく中の雰囲気は伝わってくるかと思います。
建物がかなり大きいことから、中もだいぶ広いことは簡単に予想できますが、実際に回ってみると一層のこと中の広さに驚くと思います。流石は旧大統領官邸ですね。
部屋はたくさんありすぎて、いったいいくつあるのか分かりませんが、大小含めて100以上あるのではないかと思います。会議室から執務室、ピアノが置いてある部屋もあれば映画館のような場所もあり、宴会室やゲストルーム、もちろん寝室や食堂のような場所までなんでもあります。南ベトナムがあったころは戦争中でしたから、楽しいことばっかりではなかったと思いますが、部屋だけ見るとここでの生活はかなり快適だろうと思えます。
それとは打ってかわって、地下へ降りると雰囲気はガラッと変わります。
地下は秘密の通路のようになっていて、所々に無線通信の器具や大きなベトナム全土の地図が置いてあり、完全に軍事施設です。
戦争中はここで情報のやり取りが行われ、作戦会議や軍隊への指令などが行われていたものと予想できます。
この地下迷宮を抜けるのにもかなり時間がかかるため、時間を気にする方は、地上での見学はほどほどにしておくといいでしょう。
官邸と呼ぶにふさわしい、豪華さと軍事的機能性を兼ね備えた施設。ホーチミンを訪れた際には是非立ち寄ってみる(立ち寄るような規模感ではないですが…)ことをおすすめします。
戦争証跡博物館
ベトナムには悲惨な戦争の歴史があります。
それを現在に伝え、海外からの旅行観光客も多く訪れるのが、戦争証跡博物館です。
ベトナム戦争では、南ベトナムを応援していたのがアメリカ軍でした。
結果的にホー・チ・ミン率いる北ベトナムにアメリカは敗北しますが、当時使用されていた米軍の兵器が大量に残されています。
米軍兵器が多いからか、この博物館に来ている観光客も圧倒的に西洋人の方が多い気がしました。ミリタリーマニアみたいな人もたくさんいましたね。忙しなくいろんな角度から写真を撮っていました。
この博物館は、兵器の展示も多いですが、それ以上に写真の展示もかなり多く、ベトナム戦争で使われた枯葉剤や爆弾によるベトナム住民の悲惨な姿や記録を見ることができます。
言葉や理屈では表せない、戦争の「真実」を否応なく見せつけられる体験はなかなかショッキングなものではありますが、この「真実」を知っておくことが次の戦争を遠ざける最大の武器になる気もします。
観光として楽しみたいだけならば、このような博物館に行く必要もないとは思いますが、戦争について考える良い機会にもなりますので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ベトナム三大コーヒーチェーンのひとつ、「ハイランズコーヒー」で休憩
戦争証跡博物館の敷地内に、「HIGHLANDS COFFEE(ハイランズコーヒー)」というスタバのようなおしゃれなカフェがあったので休憩しました。
実は、ベトナムには3つの有名なコーヒーチェーン店が存在します。日本で言うところのドトール、エクセルシオール、スターバックスのようなものですね。
- チェングエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)
- フックロン(Phuc Long)
- ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)
上記の3つは、東京にあるスタバのように、都市部にはたくさんあるので是非見かけたら休憩がてら入ってみるといいと思います。
チェングエン・レジェンドは(個人的に「レジェンドコーヒー」と呼んでいました笑)、お店はシックでカッコよさを前面に押し出しています。
白黒を基調とした落ち着いた雰囲気で苦めのコーヒーをじっくり味わいたい方にはおすすめです。
フックロンは、この中で一番お店を見つけるのが難しかったような気がしますが、緑色のロゴが特徴なので、よく探せば結構いたるところにあるかもしれません。
3つのなかでは一番苦みが強かったので、特に苦いコーヒーを求める方にはおすすめです。お茶も有名らしいので、グリーンティーを飲むのもいいかもしれませんね。
最後のひとつが、ハイランズコーヒーです。ベトナムコーヒーをはじめて飲んだのがこのお店だったからというのも大きな理由ではありますが、一番親しみ深かったコーヒーチェーン店です。
苦みがそんなになく、すっきりとした味わいなので、コーヒー初心者でも気軽に飲めるかと思います。独特の香りと味わいのあるベトナムコーヒーを楽しむなら、是非飲みやすいハイランズコーヒーをまずはおすすめしますね。
おしゃれで綺麗なカフェで、バインミー(ベトナム流サンドイッチ)などの軽食も楽しめますので、ベトナム旅行の際はうまく利用すると満足度も上がります。
その後慣れてきたら、ガツンとした苦みのあるレジェンドコーヒーやフックロンに挑戦してみてもいいかもしれません。
夜はサイゴン川クルーズディナーでフィニッシュ!
ホーチミン市にはサイゴン川という大きな河川が走っています。
幸い、サイゴン川から歩ける距離のホテルに滞在していたので、1日目の夜ご飯はクルーズ船に乗りながら楽しむことにしました。
かなり大きめの船に乗り込むと、2人掛けや4人掛けのテーブルと椅子が所狭しと並んでおり、さながらレストランのような船内風景が広がっています。
バーカウンターのようなものもあるので、ひとりで乗船しても問題ありません。
テーブルでは、好きな料理や飲み物をメニューから頼むことができます。
そういえばまだお酒を飲んでいなかったので、海外旅行には欠かせないご当地(?)ビールシリーズということで、「333(バーバーバー)」ビールを頼みました。
(※ちなみに、ベトナム語で「3」は「バー」と言います)
すっきりとした味わいで、苦みやクセがそれほどないので、かなり飲みやすかったです。単純にのどが渇いているときには、こういうビールがいいものです。
メインディッシュは、やはりベトナムということもあり、自分で巻くスタイルの春巻きを注文しました。
最初、川魚のフライがまるまる出てきてとてもおいしそうだと思いましたが、かなり苦みや臭みが強く(だからこそ川魚だなと感じたのですが)、一部分の身は食べられましたが、それ以外はあまりおいしくなかったので残念でした。
また、このライスペーパーもかなり固く、春巻きとしては巻きづらい印象でした。
写真にはないですが、味付け用の魚醤やソースが美味しかったので、結局春巻きにはせずに野菜や米麺、川魚の臭みが少ない部分をそれにつけて食べました。
夕食は多少残念だったものの、夜景は素晴らしかったです。
ベトナムに早朝飛行機でやってきたときも、空からベトナムの夜を眺めましたが、ベトナムの夜景は基本的にとても綺麗です。
というのも、ベトナムの夜で明るく光るのは、ほとんどがバイクや車のライトと大きな幹線道路の街灯だからです。
サイゴン川から見たときも、もちろんビルの明りもありますが、ほとんどは道に一直線に並んだバイクや車の光で、ちょっと高いところから見ると、網の目のように光が並んでいます。
日本のように住宅やいたるところに街灯が設置されているのとは全く違う夜景で、個人的には結構好きでした。
クルーズ自体は夜の20時ごろに出発し、1時間ほど航行して21時には帰ってくるイメージです。
今回は2人で乗船料・料理・飲み物代含めて736000ドン(3680円)でした。
一人当たり2000円もあれば、クルーズ船でディナーが楽しめるのはかなりお得ですね。
ホーチミンを訪れた際は、サイゴン川の美しい夜景とともにお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ホーチミンでの滞在ホテル
おまけではありますが、最後に1日目~3日目まで2泊滞在したホテルを紹介します。
「LAMOブティックホテル&カフェ」というホテルで、2泊3日(ツインルーム)で148万7160ドン(約7436円)でした。むちゃくちゃ安いです。
ベトナムでは、1泊一人当たりだいたい2000円も出せばかなりいいホテルに泊まれます。
今後ベトナムが発展するにつれて、値段も高くなってくるでしょうから、安いうちに旅行しておきたいものですね。
お部屋の中はこんな感じです。
ベッドはもちろん、壁も一面真っ白で清潔感あふれる綺麗で素敵なお部屋でした。
これくらい綺麗なら、男性でも女性でも安心して気持ちよく泊まれると思います。
また、1階はカフェとなっているので、昼間や夕方はコーヒーやジュースを飲みに来るお客さんもいっぱいいます。ホテル利用者ももちろん使えますし、何も頼まなくてもただ椅子に座ってくつろぐことができます。
ベトナムに行くとよく分かりますが、ベトナム人はくつろぐのが大好きなのか、バイクの上で寝っ転がって寝ていたり、店の前の歩道に椅子を出して座りながら本を読んだり道行く人やバイクを眺めたり、とにかくくつろいでいるベトナム人をよく見かけます。
せっかく旅行で行くのですから、私たち観光客もゆっくりくつろぐことを忘れてはいけません。椅子に座ってぼーっとする1時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
おわりに
ホーチミン観光の1日はいかがだったでしょうか。
朝にベトナムへ入国しても、1日あればこれだけホーチミンを満喫することができます。
ホーチミン市は観光スポットが集結しており、徒歩でも十分まわれるくらいコンパクトな街なので、時間をかけずに観光したい旅行客にはおすすめです。
さて、明日(2日目)は、現地のバスツアーに参加してメコンデルタへ向かいます。
有名なココナッツ工場やマングローブの中を進む小型船、像耳魚というベトナムでは有名な巨大な魚を食したりと見どころ満載です。
是非下のリンクから記事を読んでみてください!ではでは。
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