こんにちは、ホウボウです。
この記事は、ベトナム10日間旅行記の第2日目になります!
2日目の今回は、現地のバスツアーに参加してメコンデルタクルーズへ向かいます。不思議な川魚を食したり、マングローブのようなところを小型ボートで進んだりとアクティブな一日となっております。良ければ最後までご覧いただければ幸いです。
↓前日の1日目(前編)・1日目(後編)の記事はこちらから↓
激安メコンデルタツアーに参加!
上から3番目に青文字で「メコンデルタ:220000ドン」とある。
実は前日の1日目に、ホーチミン市内のとあるホテルで上のようなツアーの料金表を見つけていました。
一番上のSIMカードだけドル表記のようですが、そこから下はすべて現地通貨のベトナムドンです。
2日目はまるまる空いていたので、なにか良いツアーはないかと探してみると、有名なクチトンネルツアーやメコンデルタツアーがありました。
バスですべて連れて行ってくれるところや、所要時間なども考慮して、「メコンデルタツアー」に参加することにしました。
しかし、驚くべきはその値段です。
220000ドンという数字だけ見るとそれほど安いツアーでもないのかなという気がしますが、日本円に直すときは200で割ればよいので、割って計算してみるとなんと1100円!ただ移動するだけのバスでも日本では考えられない価格でしょう。
一日ツアーを案内してもらえて、後から出てきますが、船の料金やフルーツなどの軽食代もすべて入っています。破格すぎて何とも言えませんが、他のホテルやツアー会社の料金表を見ると、ベトナムの中でもかなり安い部類だったようです。たまたま見つけられてラッキーだったということですね。
バスで出発!まずは怪しいお店へ…?
さて、さっそくバスツアーに参加です。
朝10時くらいに集合なので、朝が苦手な人でもそれほど辛くないのは良かったです。
海外旅行の醍醐味といえば、このような現地ツアーですよね。
上の写真はバスの車内の様子で、一緒になったバスツアーの観光客が写っていますが、西洋人にアジア人、黒人の方々と人種は様々で、同じアジア人でも中国の観光客や韓国の観光客、私のような日本人など本当にいろんな観光客が集まっています。
余談ですが、西洋人の観光客はいつもドイツ人であることが多いような気がします。たまたまかもしれませんが笑、ドイツ人は海外旅行がお好きなようです。どの国の現地ツアーに参加してもたいていの場合一組はいるような気がします。
前述のとおり、ベトナムの現地ツアーは破格なことが多いですから、訪れた際はぜひ参加してみることをおすすめします!
ツアーの最初にまず訪れた場所は、上のような怪しげな(笑)お店です。
ピンクの可愛らしいアオザイ(ベトナムの伝統衣装)を身にまとったお店の方が、丁寧に商品を次から次へと説明してくれます。ココナッツの木の繊維(?)を使用したパンツやタオルが名物らしく、テレビのテレホンショッピング張りの大きなリアクションと、実際に水につけてその吸水性を実証するなんともエキサイティングなやり方で我々観光客の興味を引きます。
ベトナムらしく、ハスの茶を紙コップで出していただき、ただ見るだけなら面白いものでしたが、説明が終わると、ヘビのようにくねくねと商品棚が並んだ大きな部屋に通され、出口に出るまでに必ずすべての商品を目に入れなければならない何とも強引なやり方で商品を購入してもらおうという意図が強く感じられました。
それでも中国からの観光客などは、ここぞとばかりに商品を大量に手に取り購入していました。中国人の富裕層はそれほど裕福なのか、国民的に購買力が異常に強いのかその真相は定かではありませんが、中国人の購入量はものすごいです。日本でも家電量販店やドラッグストアで大量購入する「爆買い」という言葉が流行ったのを思い出しました。
メコン川に到着!いよいよクルーズです
川の色は多少汚いですが、広大なメコン川を見渡せる船乗り場になっています。
いよいよメコン川クルーズの始まりです。
異常なほど大きな幅を持つメコン川。上の写真でも向こう側に小さく木々や舟船が見えますが、対岸があれほど遥か彼方にある光景は、日本の河川の中ではまず見られないでしょう。大陸の河川の規模の大きさに思わず驚いてしまいます。
これに乗って川の中に浮かぶ島やココナッツ工場のあるマングローブ地帯へ向かいます。
メコン川クルーズの船の発着所には、青い色の船が何隻も並んでいます。
ツアー客などほとんどの観光客は、この場所までバスで来て、船に乗り換えてメコン川に繰り出すというような形を取っていました。
落ちたらちょっと嫌な川の色をしていますが、変なにおいなどは特になく、むしろ空に浮かぶ大きな雲雲と青空、広大な幅と水量を持つメコン川全体を眺めていれば、それほど気になることはありません。
メコン川に浮かぶ島でフルーツと民族音楽を楽しむ
数十分ほどクルーズを楽しんでいると、メコン川に浮かぶ島(?)のような場所に降ろされます。川に浮かぶ島というのは奇妙な表現ですが、ベトナムのメコン川くらい広大な川になると、まるで湖の真ん中に浮かぶ孤島のような形で川の中に島がいくつも浮かんでいるように見えます。こればかりは、海外特有の自然の大きさに触れて初めて実感できる表現でしょう。
(※メコン川から汲んできた水ではありません)
奥に見えるのはバナナチップスのお菓子。どちらも美味しいです。
途中で降ろされた島では、軽食ではちみつなどが入った甘いハス茶(?)のような飲み物と、写真の奥にチラッと見えていますが、バナナチップスのお菓子をいただきました。このバナナチップスがおやつとしては最高で、味も甘みが強くペロッと食べれてしまうものだったので、お土産(というよりは旅行の道中に食べる用)として、1袋買ってしまいました笑。
結構ボリュームがあって旅行中の空腹時に大変重宝しました。
濁った水の中には何匹か魚がいます。小さめの水槽の割には大きい魚もいてびっくりします。
欧米の人は率先してこういうものをやりたがりますよね笑。
10分くらい限定ではありましたが、交代しながら6,7名の観光客が体験できたようです。
現地の民謡のような曲を美しい歌声と素晴らしい演奏で披露してくださいました。
バナナチップスをいただいだ場所から少し歩くと、大きな屋根のある休憩所のような場所に通され、鮮やかな色のアオザイを着たベトナム人女性の方が現地の民謡を披露してくださいました。琴の弦のように細くしかし力強い声が特徴的でした。
左端から時計回りに、グレープフルーツ、パイナップル、ドラゴンフルーツ、スイカ、ランブータン。
民謡を聞いている間は、4人掛けのテーブルにつき、それぞれのテーブルには色とりどりの現地のフルーツが出され、食べることができます。
あまり共感されない印象がありますが、個人的にはドラゴンフルーツのほのかな甘みと素朴な味が大好きですね。対面に座っていた欧米の観光客に「全部食べてもかまわないか?」と図々しく聞いて、ドラゴンフルーツに関してはすべて自分一人で食べてしまいました笑。とてもフレッシュで美味しかったです。
小型ボートでマングローブの中を進む
ノンラー(三角型の笠)をかぶった船頭さんがたくさんいますね。
メコンデルタ名物ともいえる、狭いマングローブの中を進む小型ボートです。
乗り場付近は上の写真のようにたくさんの船がひしめき合っていて、観光客も待ちながらカメラで撮影する人も多く、観光地らしくとても賑わっています。
いざ乗船!ということで、上の写真は乗った時の様子です。
船頭さんの背中を見ながら、向こう側がやってくるボートと何度もすれ違います。
小型ボートの定員は船頭さん含め5人のようです。大柄な欧米人が一緒に乗っていましたが、それでも縦一列に5人で座ることができたので、ゆとりを持たせて5人定員といったところです。
また、船頭さんを見ると現地のベトナム人女性(それも割と高齢の方)が担当されています。どの国に行っても、たいていの場合は男性よりも女性の方が元気ですよね。ベトナムのお店でも、男性より女性の店員の方が圧倒的だったような気がします。ベトナムでは特に女性が働き者なんですね。
こちらは、今回乗船させていただいた船頭さんの素晴らしい笑顔。
はるばるベトナムまで旅行してきた甲斐がありました。
何かのフォトブックに載せてもいいんじゃないかというくらい、素敵な写真を撮ることができました。ありがとうございます。
ちなみに、この女性が頭にかぶっている笠は、ノンラー(Nón lá)という笠です。
ベトナムの街、特にお土産屋さんの近くを通ると、「ノンラー!」「ノンラー!」と叫ぶ店員さんと出くわしたりしますが、これは別に店員さんがおかしくなったのではなく笑、ノンラー(Nón lá)は要りませんか?という宣伝で叫んでいるんですね。
Nónは笠、láは葉っぱという意味らしく、ラタニアの木の葉でできた笠のようで、ベトナムの中部あたりに位置する都市・フエが有名な産地だそうです(Wikipediaより)。
アオザイと合わせて、ノンラーも覚えておくと良いでしょう。
小型ボートに乗っている間は、私たち観光客もこのノンラーを被り、しばしの間ベトナムらしさを味わうことができます。
いったい何の実なのでしょうか…?
ココナッツ加工工場を見学!
30分に1団体くらいの割合で次々に観光客が訪れ、大変賑わっています。
ツアーガイドの人(真ん中)も間に入って分かりやすく説明してくださいます(英語)。
素敵な船頭さんの小型ボートから、先ほどの青い船に再び乗り換えてまた進んでいくと、次はココナッツ工場の見学をさせてもらえます。
機械で力強く練っています。この地点でもおいしそうに見えます。
完成したココナッツキャンディを袋詰めしている様子です。
ココナッツ工場では、ココナッツを割るだけでなく、そこから四角いキャンディーなどを主に加工して製造していたりします。
昔ながらの伝統的な作業光景なのでしょうか、大きな机で工場に勤めるベトナム人の方々が次々に慣れた手つきでキャンディーを袋詰めしていきます。
その隣のテーブルにはキャンディーを練る機械もあり、工場中に芳香なココナッツの香りが充満しています。
お土産の種類も豊富で買い物をするにはいい機会です。
このココナッツ工場では、お土産コーナーがとても充実しています。
ロの字に並んだテーブルには色とりどりのお土産が並び、先ほど手作業で袋詰めしていたココナッツキャンディーも売られています。この工場での名物品でもあります。
奥にはぬいぐるみやストラップなど、どの観光地でも売られているようなものや、誰が買うのかこんなものとも思えるくらい、わけのわからない現地のおもちゃも一緒に売られています。意外とこういうのが珍しくて面白かったりもしますが笑。
どのメコンデルタツアーに参加しても、このココナッツ工場を訪れるのではないかと思うので、もしツアーに参加した際にはよくご覧になってみてくださいね。
おわりに
2日目も長くなってしまいそうなので、前編・後編に分けることにしました笑。
次回の後編では、いよいよメコンデルタ名物「像耳魚(エレファントフィッシュ)」という川魚を食します!川魚としては美味しかったので、是非そちらの記事もご覧ください。下のリンクからどうぞ。
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