【福岡】有名な金印が発見された島「志賀島」の魅力~海鮮丼・金印ドッグ・浜辺の美しい景色~

スポンサーリンク
九州

どうも、ホウボウです。

この記事では、漢委奴国王かんのわのなのこくおう」という有名な金印が発見された、福岡「志賀島しかのしま」の魅力をたっぷりご紹介します!

とにかく美味しい海鮮丼の海の幸や、名前から気になる「金印ドッグ」など、気になる方は是非とも最後までご覧いただければと思います。

それでは見ていきましょう!

志賀島って福岡のどこ?

まずは志賀島が福岡県のどこにあるのか見ていきましょう。

名前は知っていても場所は全然わからない!という人も多いはず。

下の地図で確認してみましょう。

地図は国土地理院より引用。矢印や文字は筆者加筆。

志賀島は、「島」とあるだけに船か何かを使って行く場所だと思われがちですが、実はそうではありません。

地図上では左上、博多駅から見るとぐるっと博多湾の周りをまわって、「海の中道」などがある突き出ている部分の先っちょに「志賀島」はあります。

ただ、島ではあるものの、九州本島との間を黄色い道路の線がのびていますよね。

そうです、「志賀島」は道路で繋がっている島なのです。

「志賀島」の下にも福岡の有名な島である「能古島のこのしま」がありますが、こちらは船で行かなければたどり着けない場所です。

一方で「志賀島」は車があれば簡単に来れてしまう場所ですし、バスも通っているので気軽に来ることができます。

志賀島おすすめスポット

それでは、志賀島でおすすめのスポットをご紹介しましょう!

おすすめ①:不思議なホットドッグ?「金印ドッグ」を食べよう

志賀島へ向かう道中、道路の左側の景色を眺めていると、志賀島へ伸びる道路に入るちょうど手前のところでこんなものを見かけるかもしれません。

突然出てきたら結構目に留まるネーミングです。

金印ドッグ」??なんだそれは??

道端の駐車スペースのような場所に上の写真のような看板の旗がいくつも並んでいます。

車を止めて店に行ってみると、これまたいろんなメニューが並んでいます。

どうやらいろんなトッピングのホットドッグを売っているお店なんですね。

中でもやっぱり目に引くのが「金印ドッグ

志賀島は有名な「金印」が発見された島なので、それにちなんだ名前のホットドッグを売り出したのでしょう。

木札の下の方に中身が小さい文字で書いてあるのですが、「イカ」「ステーキ」とあります。

「金印ドッグ」の中身は、イカと小さいサイコロステーキがごろっと入ったホットドッグです。

注文してから作っているようなので、10~15分ほど待つ必要がありますが、大音量のメガホンで受け取り番号を呼び出してくれるので、車に戻って待機しておくことができます。

肝心の「金印ドッグ」のお味ですが、決して名前負けしておらず、何とも言えない不思議でなぜか美味しいソースのかかった焼き立てのホットドッグはやみつきになります。

サイコロステーキとイカがごろっと入っていて噛み応え抜群なので、1個でも十分満足できると思います。

小腹が空いていた時などに、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

おすすめ②:海の幸を堪能!絶品の海鮮丼

島といえば、周りが海に囲まれていて、新鮮な魚介を堪能できそうですよね。

「志賀島」で海鮮丼を食べるなら、志賀島北部にある「満帆荘」がおすすめです。

宿泊もできるようですが、ここではお昼ご飯を食べることもできます。

上の美味しそうな写真は、海鮮丼(1500円)です。

もうこれだけでもお腹が空いてよだれが垂れそうですが・・・笑

左に少しだけ写っているお味噌汁がもう絶品です。

こんなに一度に摂取したことはないくらい、凝縮された旨味が口の中で広がり、濃厚な魚介のだしが身体全体に染みわたっていきます

美味しいお味噌汁ってたくさんあると思いますが、ここのお味噌汁は人生の中でもダントツでしたね。海鮮丼ももちろん美味しかったですが、お味噌汁が一番感動してしまいました笑。

カウンター席からは志賀島から見える綺麗な海を臨むことができます。

ゆったりと綺麗な景色を見ながら、あの美味しい海鮮丼を堪能すればもうそれだけで充実した時間を過ごせそうですね。

志賀島は、乃木坂46・与田祐希さんが生まれ育った土地でもあるそうで、新聞記事やファンからのメッセージもお店に飾ってありました。

お店に入ったときに、「あら、祐希ちゃんのファンの方?」と言われましたが笑、ファンからも愛される旅館のようですね。私は全くファンなどではなかったのですが、これからテレビなどで見かけたら応援しようと思いました。

おすすめ③:きれいな海を臨みながら浜辺を歩こう!

海鮮丼を食べてお腹も満たされたら、きれいな海を横目に浜辺を歩いてみるといいでしょう。

きめの細かい砂で埋め尽くされた浜辺にさざめく波。

遠い海の上に浮かぶぽつぽつとした島々。

地平線近くをゆっくりと進む大小さまざまな船。

上の写真は冬に訪れたときのものなので少し寒々しいですが、夏でも冬でも楽しめる綺麗な浜辺だと思います。博多湾に沿っている島なので、九州本島も目の前に見えたり、景色が良ければ九州から北の方向に浮かぶ島々が良く見えるでしょう。

ごろごろとした石が続くような場所も。
歩いているだけで次々に移ろいでゆく様々な景色が楽しめます。

おすすめ④:金印のモニュメントもある見晴らしのいい公園「金印公園」

最後は、せっかくなので「志賀島」で発見された金印にゆかりのあるスポットをご紹介しましょう。

その名も「金印公園」です。

公園入り口には「漢委奴国王金印發光之處」という石碑があります。
金印が発見された場所だということを意味しているのでしょうか・・・

斜面に沿って造られた公園のようで、基本的には階段やスロープなどが続く公園になっています。

分かりやすい案内図もあります。
金印のレプリカも設置されていました。

階段を上って展望広場まで来ると、金印のレプリカが置いてありました。

実は、本物の「漢委奴国王」の金印は志賀島にはありません。発見されたのは志賀島ですが、本物は通常時には「福岡市博物館」で展示されています志賀島に行っても本物を見れるわけではないので、そこは注意してくださいね笑。

金印 | 福岡市博物館
福岡市博物館の公式サイト。教科書に登場する最もポピュラーな国宝、それが金印です。
金印の押印面が再現された石碑のバックには、広大な海と地平線近くの山々が見えます。

展望台は非常に見晴らしが良いので、金印のゆかりの土地を感じつつも、広い海を眺めながらのんびりと過ごすこともできます。家族連れやカップルで訪れてもいいかもしれませんね。

おまけ:金印ってどういうハンコなの?金印クイズ!

志賀島では、金印に関する説明が書かれた展示やパネルも多いので、単純に勉強になることも多いです。そこで、金印の情報をまとめてクイズ形式にしてみたので、是非雑学ついでに楽しんでみてください。

第1問

Q:金印が発見されたのは一体いつごろでしょうか?

①縄文時代 ②平安時代 ③江戸時代 ④大正時代

③江戸時代

有名な金印が発見されたのは「江戸時代」のことだそうで、天明4年(1784年)2月23日[現在の暦では、4月12日にあたります]に発見されました。意外と最近の出来事なんですね。

その後は、発見された江戸時代に志賀島を含む福岡全域を領有していた、福岡藩の藩主黒田家で代々伝わっていき、最終的には福岡市へ寄贈されて現在に至ります

金印自体はとても古くに作られたものらしく、中国の歴史書「後漢書」の中で、西暦57年に「後漢に貢ぎ物を持って挨拶にやってきた倭(当時の日本)の奴国に対して皇帝が印を与えた」という記述があるようです。約2000年前の話なので、金印自体の歴史は長いみたいですね*。

*発見された金印は、もっと後の時代に作られた偽造品ではないかとする説もあります。

第2問

Q:金印の重さはどのくらいでしょうか?

①500円玉くらい ②卵1個分くらい ③キウイ1個分くらい ④リンゴ1個分くらい

③キウイ1個分くらい

少々、例えが分かりにくかったかもしれません笑。

金印の重さは108グラムです。だいたいキウイの重さが100グラムぐらいなので、この中では一番近いですね(500円玉は約7グラム、卵は平均60グラム、リンゴは平均300グラム)。

ちなみに、金印の大きさは500円玉よりも小さいくらい(約2.3㎝)なので、見た目はちょこんとしていますが、持ってみるとかなりずっしりとした感じがすることでしょう。

第3問

Q:金印が指定されているものは次のうちどれでしょうか?

①世界文化遺産 ②国宝 ③重要無形文化財 ④登録美術品

②国宝

こちらはもちろん、国宝です。

国宝は、文化財保護法という法律によって国が指定した重要文化財のうち、日本の歴史・文化上特に貴重なものが指定されています。その総数は、2020年2月1日現在で1120件あり、そのうちのひとつがこの「漢委奴国王」の金印だということです。

部門としては「考古資料の部」に分類されており、1931年(昭和6年)にはじめて国宝に指定されました(当時の「国宝保存法」による指定)。

【参考】「金印」(福岡市博物館)「金印は本物?真偽めぐる論争過熱」(サイカルジャーナル)

おわりに

いかがだったでしょうか?

福岡県と言えば博多や天神などの中心部、太宰府天満宮などの名所を思い浮かびがちですが、「志賀島」という選択肢もなかなかいいものだと思います。

一日あれば十分まわれる規模ですので、ドライブやツーリングついでに訪れてみるのもいかがでしょうか?もちろん海鮮丼など海の幸も是非楽しんでくださいね。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました