こんにちは、ホウボウです!
2020年7月10日、いよいよ観光庁から「Go To トラベル事業」の概要が発表されました。
概要をさらにまとめてみるとこんな感じです。
まず、大きな注意点としては、海外旅行には適用されません。
記事執筆時点(2020年7月12日)でも、148カ国で日本からの渡航者に入国制限措置をとっており、また81カ国で入国後の行動制限措置をとっています。
現状、とても海外旅行できる環境ではないので、この点で間違える人はまずいないでしょう。
そして、気をつけたいのは、7月22日から始まるキャンペーンは、「旅行代金の割引」のみであるということですね。
1人1泊あたり最大2万円が補助されるのは、「地域共通クーポン」も合わせた場合になります。
「地域共通クーポン」については、開始日がまだ決まっておらず、9月1日以降とだけ発表されていますので、それまでの上限は1万4000円であることに注意が必要です。それでも結構大きい額ですけどね・・・笑。
また、JR東日本は、全方面の新幹線がほぼ半額となる、「お先にトクだ値スペシャル」を2020年8月20日~2021年3月31日までの利用期間で発売すると発表しました。
新型コロナウイルスで大打撃を受けた旅行・観光業の再起を促すべく、様々なキャンペーンが始まってきましたね。
そこで、この記事では、それぞれのキャンペーンを活かして旅行に行く場合、いつ頃どんなふうに行けばお得なのかを考えていきたいと思います。
モデルケースも用意してみましたので、是非旅行計画の参考にしていただければと思います♪
モデルケース①:宿泊+交通機関のセットプランでGoToキャンペーンを最大活用(個人旅行)
まずは、「Go To キャンペーン」を最大限に活かした方法です。
「Go To キャンペーン」で気をつけなければいけないのは、基本的に常に割引されるのは「宿泊」の部分のみだということです。
上の資料をご覧いただきたいのですが、ホテルや飛行機、新幹線、レンタカーなどをそれぞれ別で予約してしまうと、「交通機関」の部分は割引対象外となってしまい、「宿泊」のところのみが適用される形になります。
何も考えずに旅行へ行くと、割引を受けられるのはホテル代のみとなってしまいます。
それを避けるためには、「宿泊」と「交通機関」がセットになったプランを予約するのが、一番手っ取り早い方法です。セットで予約をすれば、「交通機関」の部分も割引対象に含めることができ、よりお得になります。
各種旅行サイトでは、ホテルに加えて飛行機や新幹線も同時に手配できるプランが用意されていますので、そちらを活用するのが良いでしょう。
例:東京~沖縄旅行(ホテル+航空券+レンタカーのセットプラン)
下記の条件で沖縄旅行のセットプランを探してみました。
(※リアリティのある旅程で算出していますが、あくまでお得度を分かりやすくする具体例です。時期や観光状況によって値段などの相場は大きく変わる可能性がありますので、ご注意下さい)
- 日程:8月8日(土)~8月10日(月・祝)
- 人数:大人3名
- 旅程:東京出発⇒沖縄2泊3日⇒東京帰着
- ①航空券:【行き】ANA995便(羽田9:10発ー那覇11:50着)【帰り】ANA474便(那覇18:00発ー羽田20:30着)
- ②レンタカー:乗用車Sクラス(コンパクトタイプ)、カーナビ・ETC・免責保証付
- ③ホテル:リーガロイヤルグラン沖縄、ツイン(バストイレ付)素泊まり2泊
3連休の沖縄旅行で、羽田~那覇の直行便、ホテルも空港近くの好立地で、沖縄旅行には欠かせないレンタカーを付けてみました。旅行内容としては悪くありません。むしろ条件が良いのでかなり高くなるかもしれませんね・・・。
さっそく旅行サイトで旅行代金を調べてみると・・・
192,000円(1人あたり64,000円)と出てきました!
こちらは、ホテル+航空券+レンタカーのセット料金です。全てこみこみです。
うーんどうでしょうか?全部含まれていると考えると、ハイシーズンとしては割と安いような気もします。ただ、欲を言えばもっと安くなってくれると嬉しいですよね。
それでは、「Go To キャンペーン」を活用するとどうなるでしょうか?
結局のところ、今回の例では1人あたり22,400円分の旅行代金が割引されます。
(※割引価格でプランを予約できなかった場合でも、後から事務局に申請すれば還付を受けることができます)
よって、実質の旅行代金は・・・
124,800円(1人あたり41,600円)となります!
約4万円で沖縄に2泊3日で旅行できるとしたら結構満足ではないでしょうか?
ホテルだけでなく、航空券やレンタカーもセットで予約することで、支援額上限の1泊あたり2万円に近い補助を受けることができます。別々に予約するとホテル代の部分のみしか割引が効かないので、くれぐれもご注意ください。
また、1泊あたり2万円の支援額のうち、3割は「地域共通クーポン」となっているので、「地域共通クーポン」がスタートする予定の9月以前の旅行では、7割の1泊あたり1万4000円までしか補助されません。
7月22日からキャンペーン自体は始まるものの、MAXまで支援額を受け取りたいならば、「地域共通クーポン」が始まる9月まで旅行は取っておいたほうが良いでしょう。
モデルケース②:宿泊は「Go To キャンペーン」、交通機関はJR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」を別々に活用!
さて、ホテルと交通機関を別々に予約してしまうと必ず損してしまうのかというと、実はそんなこともなさそうです。
JR東日本やANAなどをはじめ、売り上げ回復に向けた交通機関独自の割引キャンペーンが次々発表されているからです。
例:東京~函館旅行(ホテルと新幹線は別々で予約)
今度は、下記の条件で北海道(函館)旅行のプランを組み立ててみます。
1番目のモデルケース(沖縄旅行)と違うのは、セットプランではなく、ホテルと新幹線を別々で取っているところです。
- 日程:9月19日(土)~9月22日(火・祝)
- 人数:大人2名、子ども2名
- 旅程:東京出発⇒函館3泊4日⇒東京帰着
- ①新幹線:【往復】東北・北海道新幹線普通指定席(東京ー新函館北斗)、片道料金34,800円(おとな11,610円・こども5,790円)(※お先にトクだ値スペシャルを利用。通常価格だと片道料金70,280円)
- ②ホテル:ラビスタ函館ベイ、朝食付き和洋室(バストイレ付)、大人2名子供2名1部屋3泊⇒合計210,000円(※旅行サイトから予約。予約段階での割引はなし)
今回は、シルバーウィークに、4人家族で函館へ旅行に行くケースを想定しています。
新幹線は、通常ですと1人でも東京~新函館北斗で片道2万円以上はしますが、今回はJR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」を利用して、4人で片道34,800円とかなり安くなっています。往復でも7万円を切るのはありがたいですね。
ホテルは朝食付きで少しリッチな金額です。シルバーウィークなので仕方がないかもしれません。
新幹線の割引を考慮せずに考えると・・・
350,560円(1人あたり87,640円)となります!
これはあまりに高いですね。ちなみに新幹線の割引を含めると・・・
279,600円(1人あたり69,900円)です。
新幹線だけで約7万円の節約になりました。これはすごいです。
さらに、Go To キャンペーンの方でホテル代も節約していきましょう。
今回は、9月下旬の旅行ということもあり、「地域共通クーポン」も使えると仮定して計算しています。
どうやら一人あたり26,250円が支援されるようなので、旅行代金は・・・
174,600円(1人あたり43,650円)となります!
何もキャンペーンを使わない時と比べて、約半分くらいの費用になりました。
往復新幹線で朝食付きのホテルに泊まり3泊4日で4万円強ならだいぶお得ですね。
このように、新幹線の割引も別途活用すれば、ホテルと交通機関を別に予約してもだいぶ安く旅行することができます。
ちなみに、6万円も上限があるんだから、めいっぱい高いホテルに泊まってもいいんじゃないか?と思いがちですが、もしこの4人家族が1人1泊あたり2万円の上限まで支援を受けるとすると、合計48万円のホテルに泊まることになり、半分の24万円が補助されますが、残りの24万円は実費となってしまいます。
旅行の費用を上げれば、補助額は大きくなりますが、その分実費も増えるので実質負担は重くなってしまいます。キャンペーンがあるからといって旅行費用を上げすぎないようにすることが大切ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
政府の「Go To キャンペーン」は7月22日から、JR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」は8月20日からのスタートです。
それぞれのキャンペーンの特徴を活かせば、かなりお得な旅行をすることが可能です。
ホテルと交通機関を別々で予約するなら、Go To キャンペーン以外の交通機関独自キャンペーンもしっかり押さえておきましょう。
別々で考えるのが面倒な人は、ホテルも交通機関もセットになったプランや団体旅行に参加するというのもアリです。是非インターネットや旅行代理店で探してみましょう。
新型コロナウイルスの感染拡大は今もなお懸念されますが、マスク着用や消毒の徹底などの習慣が生活や社会の中に定着されてきています。
旅行先でも気をつけることで、感染拡大をおさえつつ旅行を楽しむことは不可能ではないはずですから、各々が気をつけて楽しいお得な旅行が活発になるといいですね♪
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
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