どうも、ホウボウです!
この記事では、アニメ「Angel Beats!」や、京都アニメーションがアニメ化した「Kanon」「AIR」「CLANNAD」などの原作ゲームを作り出した、ゲームブランドであるKeyの作品の中で、個人的におすすめできる曲を10作品、ちょっとした解説を交えながらご紹介します。
『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」で広く有名になった女性歌手「LiSA」さんも、実はKey作品の「Angel Beats!」でデビューしており、歌声の素晴らしさや人気の高さは当時からありました。
Keyを知っている人も知らない人も楽しめる楽曲を集めたと思っています。
是非最後までご覧くださいね!
- My Soul, Your Beats!(アニメ「Angel Beats!」OPテーマ)
- 一番の宝物(Yui ver.)(アニメ「Angel Beats!」第10話挿入歌)
- 風の辿り着く場所(アニメ/ゲーム「Kanon」EDテーマ)
- Twinkle Starlight(アニメ「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」EDテーマ)
- 青空(アニメ/ゲーム「AIR」挿入歌)
- 小さな手のひら(アニメ/ゲーム「CLANNAD」AFTER STORY挿入歌/TrueEDテーマ)
- だんご大家族(アニメ「CLANNAD」EDテーマ)
- Alicemagic(アニメ/ゲーム「リトルバスターズ!」EDテーマ)
- 恋文(アニメ/ゲーム「Rewrite」第4話EDテーマ/静流ルートEDテーマ)
- 渡りの詩(アニメ/ゲーム「Rewrite」第16話EDテーマ/「Moon」EDテーマ)
- おわりに
My Soul, Your Beats!(アニメ「Angel Beats!」OPテーマ)
まずは、アニメ「Angel Beats!」より「My Soul, Your Beats!」です。
オープニングテーマとして使用されており、アニメのヒロインである立華かなでが幻想的にピアノを弾くオープニングはとても印象的です。
上のCDジャケットに描かれているのが、まさしくそのヒロインですね。
曲としては、ピアノが主役の楽曲となっています。
ただし、しっとりとした落ち着いた曲ということはなく、むしろ風や記憶が次々に迫ってきて体や脳内を駆け抜けていくような、非常に爽快感のある曲です。
曲を歌うLiaさんの透き通った歌声とも相性が良く、聞いていて気持ちのいい曲ですね。
元気ややる気を出したいときにもおすすめの楽曲です。
また、LiSAさんが歌うバージョンもあり、「My Soul, Your Beats!(Gldemo ver.)」として、下のアルバム『Keep The Beats!』に収録されています。
一番の宝物(Yui ver.)(アニメ「Angel Beats!」第10話挿入歌)
アニメ「Angel Beats!」よりもう1曲ご紹介します。
「一番の宝物(Yui ver.)」という楽曲です。
アニメ「Angel Beats!」を見たことのある方や、Key作品のファンの方は誰もが知っている名曲だと思われます。
LiSAさんは、声優としてこのアニメに参加しているのではなく、アニメの中で出てくるガールズバンド「Girls Dead Monster」(通称・ガルデモ)の2代目ボーカル「ユイ」の歌パートを担当しています。(声優は喜多村英梨さん)
曲名の(Yui ver.)の「Yui」はこのボーカル「ユイ」のバージョンだということですね。
そして、アニメの中で「ユイ」が主役となる第10話があるのですが、そのラストで突然流れる楽曲がこの「一番の宝物(Yui ver.)」なのです。
非常に感動的なシーンでこの感動の曲が流れるので、涙した人も多いのではないでしょうか。
Key作品は「泣きゲー」というジャンルを築くほど、感動的なラストやシーンを多く盛り込んでいます。このアニメ「Angel Beats!」も例外ではなく、ここぞと言わんばかりの楽曲ですね。
曲としては、LiSAさんの歌声を楽しむには他にないくらい、基本はアコースティックギターとボーカルのみのシンプルな構成で、サビなどの盛り上がり部分ではオーケストラっぽく壮大な感じになります。
最初から派手にガチャガチャやってる「紅蓮華」とは雰囲気も全く違うので、これはこれで楽しめると思いますよ。
全体的にしっとりとした曲で、その中で力強く訴えるLiSAさんの歌声がとても印象的な作品です。
悩んでいるときや落ち込んでいるときにおすすめの楽曲です。
風の辿り着く場所(アニメ/ゲーム「Kanon」EDテーマ)
3曲目は、アニメ/ゲーム「Kanon」より、「風の辿り着く場所」という曲です。
「Kanon」はKeyがはじめて制作した恋愛アドベンチャーゲームで、2006年には京都アニメーションによってアニメ化されました(2002年に東映アニメーションが一度アニメ化しています)。
この「Kanon」からはじまり「AIR」「CLANNAD」と続く3部作は、Keyの代表的な作品で、どれも感動的で魅力的なストーリーになっており、全て京都アニメーションによるアニメ化がされていますので、見たことのない方は是非一度ご覧ください。
そんな「Kanon」のエンディングテーマが「風の辿り着く場所」です。
アニメでは、ヒロインの月宮あゆが広大な雪原をひたすら走るシーンとともに、エンディングテーマのイントロが流れる映像が印象的ですよね。
その先入観もあるのか笑、「風の辿り着く場所」のイントロを聞いていると、晴れた広大な雪原をひたすら走る光景が目に浮かぶくらい、魅力的な楽曲となりました。
雪の中でも思わず走り出したくなるような、歩みを進めさせてくれる元気が出るいい曲です。
Key作品って重たい話が続くことも多いので、よくよく考えてみると、エンディングテーマは比較的明るいポップなものが多い気がします。「風の辿り着く場所」もそんな曲のひとつです。
Twinkle Starlight(アニメ「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」EDテーマ)
アニメ「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」より「Twinkle Starlight」です。
Key作品が好きな方でも、この「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」という作品は知らない方も多いかもしれません。
それもそのはず、こちらはテレビでの放送はなく、ニコニコ動画などWeb上の配信サービス限定で放送されたアニメだからです。
アニメも全部で5話と比較的短く、原作のゲームも他のKey作品ほど有名ではないと思いますが、アニメのエンディングテーマとなった「Twinkle Starlight」はおすすめです。
エンディングテーマらしい明るくポップな曲調なのですが、空に星々が輝く様子や流れ星が一瞬流れたようにも聞こえる様々な装飾音とメロディが聞いていて本当に気持ちよく楽しめます。
作品本編もプラネタリウムで解説するロボットがヒロインという、星に関連した特徴のある設定で、アニメを見てから聞いてみるとまたより深く楽曲を楽しめるのではないかと思いますよ。
青空(アニメ/ゲーム「AIR」挿入歌)
最近、「Summer Pockets」という夏を舞台にした作品が出てしまいましたが、Key作品で「夏」を感じるのはもちろん「AIR」でしょう。
その作品のラストで挿入される曲が「青空」です。
オープニングテーマである「鳥の詩」の方が有名かとは思いますが、夏のまさに晴れ渡った青空と透き通る海を感じさせてくれるのはやはりこちらの曲ですね。
Key作品ではおなじみのボーカルLiaさんですが、本当にすごい歌声の持ち主で、アカペラでも曲が成り立ってしまうほどの力強さと音色の美しさがあります。
この「青空」でもその歌声が最大限引き出されていて、透き通った音色がまさに夏を感じます。
心の底に届く歌声を聴きたいときは、おすすめできる一曲です!
小さな手のひら(アニメ/ゲーム「CLANNAD」AFTER STORY挿入歌/TrueEDテーマ)
さて、ここからは後半の5曲です。いよいよKeyの最高傑作ともいえる作品「CLANNAD」の楽曲です。
まずは、CLANNADのラストで流れるあの名曲「小さなてのひら」です。
あらためてCLANNADの楽曲をいろいろと聴いてみましたが、やはりこの曲は外せませんね。
この次に紹介する楽曲「だんご大家族」やメインヒロインである古河渚のテーマ曲「渚」のメロディーが使用されています。
若干ネタバレになりますが、アニメやゲームのCLANNAD後半では、主人公の岡崎朋也と古河渚の生活や娘となる汐の話が展開されます。
この娘である汐と主人公・朋也の関係性がCLANNADラストシーンの感動に繋がるのですが、そこで流れるのが「小さなてのひら」なのです。これは娘のてのひらを指すのでしょうか・・・?いろいろと連想させてくれるのでアニメやゲームを見た上で聴くとまた違います。
曲としては、ラストにふさわしい壮大なオーケストラ形式です。
イントロからバイオリンなどの弦楽器が響き渡り、メインヒロイン渚のテーマ曲と同じメロディーがそこに乗ってきて、壮大なボーカル曲として最後までアレンジされています。
CLANNADの後半は、主人公をとことんいじめる重たい展開が幾度も迫ってくるのですが、それらをすべて耐え抜いて展開を打開した場面で流れる楽曲なので、まるで長い嵐から雨がやんで雲間から光が差すような幻想的な風景も思わせられます。
だんご大家族(アニメ「CLANNAD」EDテーマ)
CLANNADでは、ヒロインの渚が時折口ずさむ「だんご大家族」という楽曲があります。
(なんか「だんご三○弟」をちょっと思い出すのは、世代もあるのかもしれません笑)
アニメではEDテーマとしてボーカルアレンジされているのですが、この楽曲が小さい子供でも歌えるような、まるで童謡のように可愛らしいメロディーとなっています。
だんご大家族といういろんなだんごがいて、いろんな役割があるという、多様性を訴えるような歌詞もなかなか良いです。是非一度聴いてみて下さい。
Alicemagic(アニメ/ゲーム「リトルバスターズ!」EDテーマ)
「リトルバスターズ!」からは、王道かもしれませんが「Alicemagic」をご紹介します。
リトルバスターズ!といえば、小さい頃から一緒にいる仲間とメンバーの輪をさらに広げて野球チームを作るという青春のストーリーです。
そんな「青春」の2文字に相応しい楽曲ということで、この「Alicemagic」をご紹介します。
アニメやゲームではエンディングテーマとして流れますので、聞いたことのある人も多いかもしれません。
特徴的なのは、やはり最初からフルスロットルで最後まで駆け抜けていくリズムの良さと爽快感ですね。
バンドさながらの楽曲で、エレキギター主導の旋律も本当にかっこいいです。おすすめなので是非聴いてみて下さい!
恋文(アニメ/ゲーム「Rewrite」第4話EDテーマ/静流ルートEDテーマ)
アニメ「Rewrite」もKey作品として非常に有名な作品で、ゲームシナリオライターの田中ロミオやルチアルートで散々好き放題のシナリオを書いた竜騎士07など、有名なライターを数多く迎えて作られたKeyとしては異質なものとなりました。
この作品の中で、ヒロインのひとりである中津静流のEDテーマとして流れるのが「恋文」という曲です。
「Rewrite」のキャラクターはそれぞれの持ち味が良く、テーマ曲を選ぶのも難しいのですが、オッドアイ(左右の眼の色が違う)という中二病要素や、その一方でさんまの缶詰が大好物という設定が愛されている中津静流のEDテーマを選択しました。
この曲の聴きどころは、なんといってもやなぎなぎさんの繊細で透き通った美しい歌声が最大限引き出されたところでしょう。
そんな歌声で、ヒロイン静流の想いがそのまましたためられたような、まさしく「恋文」の歌詞がまた魅力となっています。
アニメ「Rewrite」は戦闘も多いのでかっこいい曲も多いのですが、やはりKeyらしさを感じるしっとりした感動曲が一番ですね。是非一度聴いてみて下さい。
渡りの詩(アニメ/ゲーム「Rewrite」第16話EDテーマ/「Moon」EDテーマ)
最後に紹介するのは、アニメ/ゲーム「Rewrite」より、「渡りの詩」という楽曲です。
数ある「Rewrite」の楽曲の中でそれかよ!というファンの方もいるかもしれませんし、確かにマニアックなので万人向けする曲ではないかもしれません・・・笑。
ただ、この曲の群を抜く美しい旋律と訳の分からない歌詞は一度聴いてみるのに値すると思います。せっかく「Key作品の楽曲おすすめ10選」をこの最後まで読んでいただいたことですし笑。
この楽曲は、原作のゲームで起動した後の最初の画面で流れるBGM「旅」という曲をボーカルアレンジしたものです。
アレンジとはいえ、「旅」のもつ美しい旋律をそのままボーカル化した形で、ピアノとボーカルのみという非常にシンプルな構成です。「旅」という曲を知っていれば、「渡りの詩」を聞いたときに、「あ、あの曲だ!」とすぐわかると思います。
Key作品は、BGMをボーカル曲にアレンジしてアニメやゲームの一番の見せ場で流す傾向があります。これがとても感動的なることが多く、「泣きゲー」と言われる所以かもしれませんね。
「旅」という曲も本当に綺麗な楽曲なので是非聞いてみて下さいね!
さらに、この曲の特徴的なポイントは美しい旋律だけでなく、歌詞もかなり特徴的です。
というのも、日本語でなければ、どの国の言語でもない意味不明な歌詞だからです。
正確に言うと、一部日本語に聞こえる箇所もあるのですが、様々な世界の言語を、バラバラに組み合わせたような歌詞なので、意味を感じ取ることはほぼ不可能です。
作詞作曲を行った麻枝准さんは、「人間じゃない存在が作ったような曲」と解説しているそうです。
ただ、「Rewrite」のストーリー自体も、最終的には地球や人類の限界を超えた世界観ですので、我々の理解を超えた楽曲だと考えれば、世界観ともよく合う名曲だとも言えますね。
是非アニメとともにこの「渡りの詩」をお楽しみいただければと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか?
個人的な10選なので、「あの曲がないのはおかしい!」とか「逆にこの曲も欲しかった」とか様々あるかもしれませんが笑、こんな曲があったのか!というのが一つでもあったり、Key作品を全然知らなかった方は、少しでも上の楽曲からKey作品に興味を持っていただけましたら、嬉しい限りです!
それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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